内装も大事?トラックに高値をつけてもらうポイントとは?
トラック売却のため買取査定に出す際は、査定額アップのためにできる限りの対策を取っておきたいものです。売却時期や業者選びももちろん大切ですが、内装や外装を少し整えておくだけでも査定額に影響するケースもあります。今回はトラック買取について、少しでも高く売るためのポイントや注意点などを詳しく解説します。
買取価格を上げるには?市場動向や需要と供給の関係をチェック!
同じ状態の同じトラックを売却する場合でも、需要と供給の関係に影響するさまざまな要素により、査定額に差が生ずるケースもあります。以下では、不要なトラックを少しでも高く買取してもらうために注目すべきポイントを3つ紹介します。
買取に出すタイミングを考える
トラックを高く売却しやすいタイミングは、11月・12月と3月・4月です。11月・12月は年末に向けてトラックを含む自動車業界で年末商戦が始まる時期であり、売買取引が頻繁に行われます。また、年末はトラックの需要が1年の中でもっとも高くなるタイミングでもあるため、ほかの月よりも査定額が上がりやすい傾向です。
3月・4月は年度末や年度始めにあたる時期であることから、引越し作業などでトラックの需要が高くなります。さらに、企業が実施する税金対策のひとつとしてトラックが売買されるケースもあり、中古市場でもトラック需要が大きく高まります。春は大規模工事やインフラ整備なども頻繁に実施されるため、建築現場において欠かせない存在であるトラックは価値が上昇しやすいです。
トラック買取を専門としている業者で買取してもらう
トラックは普通車や軽自動車とは異なり、査定時にチェックするポイントや項目が非常に複雑です。さまざまな車両を広く取り扱う買取業者ではなくトラックを専門としている買取業者に依頼することで、状態が悪いトラックや古いトラック、故障しているトラックでも高額で買い取ってもらえる可能性が高いです。
車内を清潔にしておく
トラックに故障箇所があっても、修理したり加工したりすることなく査定に出す方がトータルの費用としてプラスになるケースが多いです。しかし、内装の汚れやにおいなどは自身で簡単にケアできるため、買取査定前にフィルターを取り替える・雑巾で汚れを拭き取るなどして清潔にしておくのがおすすめです。
トラックの走行距離や年式は買取額に影響する?
トラック買取の際、査定は減点方式にて行われます。「もう少しタイミングが早ければ高く売れた」と後悔することがないよう、買取額に影響を及ぼす査定項目について学んでおきましょう。トラックの買取額に影響する代表的なポイントは、以下の3つです。
走行距離
トラックは普通車と比較すると非常に丈夫であり、普通車よりも長く乗ることが可能です。一般的に、トラックは走行距離が40万km以上になると買い替え・売却を視野に入れる目安であり、走行距離が70万km以上になると頻繁に不具合が起こり、その分買取価格も大きく下がってしまう傾向にあります。
もちろん、日々のメンテナンス状況や整備状況によっても査定額は異なりますが、基準として40万kmを超えたら売却を視野に入れておくのがよいでしょう。
年式
トラックの買取価格は年式にも左右されます。トラックの売却は年式が10〜15年ほどで検討されるのが一般的です。メンテナンスや整備を怠らなければトラックの寿命自体はもう少し長くなりますが、ある程度の査定額を求めるのであれば目安よりも早いタイミングで買取に出すのがおすすめです。
モデルチェンジ
所有しているトラックにモデルチェンジがあると、古いモデルは旧式として相場が下がります。買取の場合でも同様、モデルチェンジ後には旧式トラックの買取価格が安くなるため、売却のタイミングを十分に検討することが必要です。
買取前にトラックの内装・外装をきれいにしよう
トラックの買取価格を上げる方法として、トラックの内装・外装をきれいにしておくことが挙げられます。以下では、それぞれの清掃方法について詳しく解説します。
内装
内装はゴミや汚れをきれいにしておくことはもちろん、におい対策も必要です。特にトラック内でタバコを吸っていた場合にはタバコのにおいが染み付いてしまっているケースも多く、査定時に大きな減額対象となることもあります。
まずは売却が決まった時点で車内でのタバコをやめ、短くとも半月ほどは車内でタバコを吸わない期間を作りましょう。また、消臭剤を使用する場合には無臭タイプを選択してください。
外装
トラックの外装については、まず大前提としてキズやへこみ、頑固な汚れなどは無理に手を加えないことが重要です。洗車や拭き掃除で簡単に取り除ける汚れのみきれいにしておき、修理などは避けて買取に出してください。
まとめ
今回はトラック買取の際に高値をつけてもらうポイントとして、売却のタイミングや買取額に影響を及ぼす査定項目、買取前に実施すべき清掃などを詳しく解説しました。トラック買取の際は、年末や年度始めのように、物流が盛んになる時期やトラックの価値・需要が上がる時期を狙って査定に出すのがおすすめです。
また、走行距離が長くなりすぎたり年式が古すぎたりすると買取額が下がってしまう傾向があるため、トラックの状態とも相談しながらできるだけ早めに買取に出すのがよいでしょう。さらに、内装・外装を簡単に掃除しておくだけでも買取額アップにつながるため、買取前の清掃はもちろん、日頃のトラックのお手入れや乗り方にも注意しておくのが一番です。