トラック買取で得するなら今!?売るのにベストなタイミングとコツを解説
荷物の運送をする企業にとって、トラックは必要不可欠です。しかし、ほかの自動車と同じようにトラックも年々劣化していきます。中にはトラックを買いかえようと考えている企業もあるでしょう。今回は、トラックの買取についてや、高額買取のポイントを紹介していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。
得するなら今?トラックの取引価格が上昇している
サービスエリアや高速道路で大きなトラックを見かけたことはないでしょうか?縦に長い日本では、トラックを使って荷物運送をする企業が多く存在します。企業によって使用するトラックもさまざまです。まずはトラックの種類を解説します。
大型トラックは、積載量10トンクラスのトラックです。平らな荷台を持つ平らボディのトラックは、15トンまでの荷物を積めます。アルミの荷台を持ち、ボックス型のバンボディトラックは雨や風から荷物を守れるでしょう。
バンボディのトラックの中には、荷降ろしがしやすいように、ボディの両端が開くウィングボディのものもあります。冷凍品や生鮮食品を運ぶためには、冷凍冷蔵車を使用することが多いです。
中型トラックは、積載量4トンクラスのトラックです。大型トラックと同じように平らボディやバンボディ、ウィングボディ、冷凍冷蔵車があります。
中型トラックの中には帆で荷台を囲んだ帆ウィング車もあります。帆ウィング車は一般的なウィングボディより軽量なため、より多くの荷物が載せられるでしょう。
小型トラックは、積載量2トン以下のトラックです。大型・中型トラックと同じように平らボディ、バンボディ、冷凍冷蔵車があります。また、断熱加工がされた荷台を持つ保冷車であれば低温で荷物を運送することが可能です。
運送業の仕事に欠かせないトラックですが、自動車と同じように数年単位で買いかえる必要があります。劣化したトラックは事故の危険を起こすだけではなく、故障の原因にもなってしまうでしょう。
しかしトラックは一般の自動車よりも価格が高いです。トラックを購入する際、多くの企業は古いトラックの買取をしてもらうでしょう。
実は今、トラックの取引価格は上昇しています。中古トラックの取引価格上昇には、いくつかの原因があります。
まず原因のひとつとして、半導体不足が挙げられます。新型コロナの影響で、世界中で半導体の工場が停止したり、思うように製造ができなくなりました。製造計画が大きく遅れた企業も多いようです。
そして半導体と同じように、トラックの部品も必要な量を製造できなくなっています。製造工場が従来のように稼働できていないと、半導体や部品の価格も上がります。
また、日本は半導体のほとんどを海外から輸入しています。近年の円安は、さらに価格高騰に影響を与えるでしょう。
また、「日野ショック」も取引価格の高騰に影響を与えました。トラックの製造でも有名な日野自動車が、約20年もの間エンジンの試験データをごまかしていたのです。そのため、国土交通省が日野自動車に行政処分を出し、対象エンジンを使用した一部車両の販売を停止しました。
日野自動車はトラック製造には欠かせない企業です。日野自動車の車両販売停止により、さらにトラックの価格が高騰してしまったのです。
トラックを売るのに最適なタイミングは?
自動車と同じように、買取をしてもらえれば処分の費用はあまり発生せず、逆に利益が出ることもあります。
得た利益は新しい車両の頭金としても使えるでしょう。どうせ買取してもらうのであれば、より高い利益を出したいですよね。ポイントを押さえて売却すれば、同じ車でも買取価格が変わってきます。
しかし普通自動車とトラックは、高額買取のポイントが違うものです。トラックの売却のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
まずはトラックを売却するタイミングを知ることが大切です。普通自動車であれば、数年~十数年が売却の目安になるでしょう。人気がある車であれば、早く売却しただけ高値で買取ってくれます。
しかしトラックは普通自動車とはタイミングが変わってきます。長距離の走行をするトラックは、長時間の走行に耐えられる部品や構造になっていて、普通自動車よりも耐久性が優れています。設備も整い、普通自動車よりは長持ちするのです。
なかには「まだ使えるから」と考える人もいるでしょう。しかし古くなりすぎては高値で売却できなくなってしまいます。トラックの売却のタイミングは走行距離と購入後の年数から判断してください。
まず、走行距離から説明します。走行距離が長くなるほど、車は消耗すると考えてください。普通の自動車では走行距離10万キロが売却の目安だといわれています。それに対してトラックは、走行距離40万キロが目安です。
普通自動車のように、走行距離10万キロで売却しては損をしてしまうでしょう。走行距離が短い方が高値が付きますが、それ以上に新車の購入費用が大きくなってしまいます。メンテナンスをしっかりしているトラックであれば、50万~100万キロ近く走るトラックもあるでしょう。
また、購入後は10~15年が売却の目安です。普通自動車より耐久性が高いトラックは、長年使用しても故障は少ないです。定期的にメンテナンスしていれば、10年以上問題なく使用できるでしょう。
普通自動車の売却目安は購入後3~5年ですが、トラックは購入後10~15年を目安にしてください。
トラックの高額買取を成功させるコツ
最後に、トラックの高額買取を成功させるコツを紹介します。売却のタイミング以外にも重要なポイントです。少しでも高値で売却してくださいね。
まず、トラックを売却するタイミングは購入後10~15年が目安だとされてますが、7~9年ほどで売却すれば高額になります。
耐久性が高いトラックは、10年以上経っても問題なく使用できることが多いです。しかし普通自動車と同じように、年数が経つほど価値は下がっていきます。
購入後10年というのは一般的な目安であり、10年を超えると大幅に価値が下がる可能性があるのです。7~9年は売却には早いと思えるかもしれませんが、結果的に得する可能性も高いと覚えておきましょう。
中古車一括査定を利用するのもおすすめです。一括査定をすれば、複数の会社から見積もりがもらえます。売却するトラックの相場を知ることも可能です。会社によって見積金額もそれぞれです。
なかには極端に安い見積もりを出す会社もあります。また、複数の会社に査定してもらうことで競争心を煽り、売却価格をさらに上げることもできるでしょう。最低でも数社に査定してもらうようにしてください。
トラック専門の買取業者に依頼するのもよいでしょう。トラック専門買取業者であれば、ほかの買取業者よりトラックの価値を理解しているので、適正価格で買取してくれます。
一般的な中古車買取業者では、適正価格で買取してくれないことも多いです。買取後の活用方法にも詳しいので、ほかの業者よりも高額査定をしてくれるでしょう。
まとめ
長距離走行用に作られているトラックは、普通自動車よりも耐久性に優れています。数年で買いかえる必要はありませんが、最適なタイミングで売却をするようにしてください。トラック専門の買取業者や、一括査定を利用すれば、より高値で売却できるでしょう。
また、現在トラックの買取価格が高騰しています。トラックの買いかえを考えている人は、ぜひこのタイミングで新しい相棒を手に入れてくださいね。