軽トラの買取相場はどのくらい?売るときの注意点とは
軽トラは、建設業や農業、運送業などさまざまな業界・業種で使用されています。そのため、買取相場も比較的安定した傾向にあります。しかし、軽トラを売る際には、いくつかの注意点を踏まえなければいけません。本記事では、軽トラの買取について詳しく解説するので、軽トラを手放すか検討している人はぜひ参考にしてください。
軽トラの買取相場
軽トラック(軽トラ)は中古市場において根強い需要があり、年式が古くなっても比較的高値で取引される傾向にあります。一般的な中古車の買取相場としては、3年落ちで30万〜90万円前後、10年落ちで10万〜50万円前後が目安とされています。
しかし、軽トラの場合はさらに高値がつくケースも多く見られます。その理由にはいくつかあり、まず走行距離が比較的短くなりやすい点、そしてデザインや機能が大きく変化しにくいためモデルチェンジの影響を受けづらい点が挙げられます。
また、中古車市場では常に一定のニーズがあり、供給が不足しやすいこと、さらに海外でも高い人気を誇るため、国内で売れない場合でも海外市場での再販が可能であるという点も価値が落ちにくい理由です。例を挙げると、10年以上前のモデルや10万kmを超える走行距離の車両でも、200万円の高値がつけられた例が複数確認されています。
軽トラの高価買取を狙う際のポイント
軽トラック(軽トラ)を高く買取してもらうためには、いくつかの準備や工夫が重要です。
車の清掃
まず基本となるのが「車の清掃」です。売却前に車内外をていねいに掃除しておくことで、査定士に好印象を与えることができます。
とくに、フロアマットやシートなどの細かい部分まで清潔にしておくことがポイントです。ただし、家庭で無理に清掃しようとして傷をつけてしまわないよう注意が必要です。
中古車の買取相場を事前に調べておく
市場相場を事前に把握していれば、査定金額が妥当かどうかを自分で判断でき、万が一不当に安く買い叩かれるリスクを避けることができます。とくに生産終了している車種は中古市場で価値が高まりやすいため、その点も併せて確認すると良いでしょう。
書類や備品を事前にそろえておく
取扱説明書や点検記録簿(メンテナンスノート)、取り外した純正パーツなどがすべてそろっていると「大切に管理されてきた車」として評価されやすくなります。これらの書類やパーツは再発行や再購入に時間がかかる場合があるため、売却前に余裕を持って確認・準備しておくことが大切です。
軽トラを売るときの注意点
軽トラを買取に出す際には、いくつかの重要な注意点があります。
下取りではなく買取を選ぶ
まず、下取りではなく買取を選ぶことが売却の基本です。ディーラーによる下取りは、新車購入との同時進行ができる手軽さがある一方で、車種やオプションなどのプラス評価が十分に反映されにくいです。
これにより、査定額が低くなる傾向にあります。そのため、できるだけ高く売りたい場合には、下取りよりも中古車買取を選択する方が望ましいといえるでしょう。
乗用車の買取とは別ものと考える
軽トラは乗用車と異なり、年式が古くても走行距離が短いケースが多いです。また、多少の傷や使用感があっても、用途を重視するユーザーからの需要が見込めるため、査定に大きな影響を与えにくい傾向があります。
たとえば、10年落ちや目立つキズがある車でも「問題なく動けば良い」と考えるユーザーもいるため、大幅な減額にはならない場合があります。
信頼できる業者に依頼する
さらに、信頼できる業者に依頼することも非常に重要です。軽トラ特有の価値を理解していない業者が「年式が古いから価値がない」と言って無料で引き取ろうとするケースもあるため、悪質な業者に引っかからないよう注意が必要です。
複数の買取業者に査定を依頼し、比較検討することで、不当な査定を避けることができます。
まとめ
軽トラは、年式が古くても高値で売れる可能性のある車種です。建設業や農業などで需要が根強く、中古市場でも安定した買取相場を保っています。本記事では、買取価格を少しでも上げるための準備として、清掃や相場調査、書類の整理など具体的なポイントを解説しました。さらに、乗用車との査定基準の違いや、悪質な業者を避けるための注意点も紹介しています。軽トラを手放す前に知っておきたい情報が詰まった一記事です。
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引用元:https://www.isoyama.co.jp/buy/