【いすゞ フォワード編】トラックの買取・査定相場っていくらくらい??
最近フルモデルチェンジをしたばかりの「いすゞ フォワード」は、運送業や物流業において重宝されています。中距離や長距離での運搬はもちろん、近距離運搬も得意としています。そんないすゞ フォワードの売却を検討している方にとって気になるのは買取相場ではないでしょうか。大切に乗ってきた愛車だからこそ、なるべく高く評価されたいと思うのは当然のことです。そこで今回は、いすゞ フォワードの買取相場を解説していきます。
いすゞ フォワードとは?
「いすゞ フォワード」は、いすゞ 自動車が製造・販売している中型クラスのトラックです。燃費性能と安全性の高さから人気を集めており、2020年度の車両総重量8~11トンクラスの中で日本一の販売台数を誇ります。
初代モデルが1970年に発売されて以来、フルモデルチェンジとマイナーチェンジを繰り返しています。2023年に発売された現行モデルは6代目に当たります。
いすゞ フォワードと言えば燃費性能の高さが特徴的であり、環境にやさしいだけでなく燃料コストの節約にも貢献しています。さらに、エコカー減税に対応していることから、自動車税環境性能割や自動車重量税の減税が受けられるなど経済的に優しいトラックです。
また、安全性能の高さも魅力の一つです。先行車や歩行者を検知する「プリクラッシュブレーキ」や死角にある物体を検知して知らせてくれる「交差点警報」などの機能を搭載しています。
ボディタイプは豊富に取り揃えており、荷台が箱型になっている「冷凍・冷蔵車」や「アルミバン」「ウイングボディ」などのラインナップがあります。これらのトラックであれば、天候に左右されることなく安全に荷物を運べます。
また、ほかにも「クレーン付き」や「ダンプ」「平ボディ」などの種類を用意しています。運送会社や物流会社はもちろんですが、土木・建設現場や農作業においても活躍しています。
国内外で需要が高い
いすゞ フォワードは国内市場だけでなく、海外市場でも絶大な人気を誇ります。とくに発展途上国においては、耐久性の高さやメンテナンスのしやすさが評価されています。物流やインフラ整備において重要な役割を果たしています。
いすゞ フォワードの査定相場
機動力が高く、積載力とのバランスが良いいすゞ フォワードは中古市場でも人気があります。売却を検討している方にとって最も気になるのは査定相場ではないでしょうか。
一般的な普通自動車と違って、トラックにはわかりやすい査定の基準がありません。各買取業者が独自に設けた基準をもとに査定額を決定しています。そのため、買取相場もはっきりと明示することができません。
ただし、年式が新しく、走行距離の短いトラックであれば、高額で買い取ってもらえる可能性があります。市場での需要が高いほど、買取価格も高い傾向にあります。
とくにエルフは人気が高く、その中でも6代目のベースグレードとディーゼル車は高値で買い取りしてもらえる可能性が高いでしょう。
いすゞ フォワードの買取事例
いすゞ フォワードの実際の買取事例を紹介します。なお、あくまでも過去の取引事例なので、参考程度に留めておきましょう。
アルミウイング
アルミウイングは、使い勝手の良さが魅力的な一台です。年式が平成23年と比較的新しく、ボディの状態が良いものは249万円にて買取実績があります。
クレーン付き
クレーンを搭載したいすゞ フォワードは、土木現場や建設現場で活躍しています。平成21年式で状態の良いトラックは、199万円にて買取実績があります。
ローダー・セルフクレーン
セルフローダーにクレーンを搭載しているいすゞ フォワードは、平成15年式のもので325万円にて買取実績があります。
いすゞ フォワードを高く売るためのポイント
大切なトラックを少しでも高く買い取りしてもらうためのポイントを紹介します。
トラック専門業者に依頼する
いすゞ フォワードを含むトラックを売却する際には、トラックの買取に特化した業者を選ぶことが大切です。なぜなら、トラックの買取実績が乏しい業者の場合、正しく評価してもらえない可能性があるからです。トラックに精通しており、買取実績が豊富な会社であれば安心して任せられます。
なお、前述した通り、トラックには明確な査定基準が設けられておらず、各業者の判断に委ねられます。そのため、一社にのみ依頼するのではなく、複数の業者に相談することをおすすめします。
業者ごとに査定額は異なるため、より良い条件で買い取ってもらえる業者を選ぶと良いでしょう。ちなみに、査定を受ける前に規格外のパーツは純正パーツに戻しておくことで、より高値に期待できます。
ボディと車内を清掃する
ボディにキズやへこみなどがあると、査定額が低くなる可能性があります。また、清掃が行き届いていない場合にもマイナス評価になってしまいます。
将来的に売却を検討しているのであれば、なるべく普段から丁寧な運転を心がけ、車内を清潔に保ちましょう。掃除はもちろん、消臭も忘れないように気をつけてください。
とくにたばこの臭いには気を配る必要があります。臭いは国内外問わず嫌煙されがちなので、臭いが残っていると買取価格が大幅に下がってしまいます。
また、定期的なメンテナンスも重要です。オイル交換をこまめにしておくことやエンジンの整備など、日ごろのお手入れを欠かさずに行いましょう。
需要の高い時期を狙う
トラックをなるべく高く売却するためには、需要が高い時期を狙うのも一つの手です。とくに「11月~12月」「3月~4月」がおすすめの時期です。
11月から12月にかけては、幅広い業界で年末商戦が繰り広げられています。クリスマスやお正月など、イベントが目白押しなので、物流が盛んな時期でもあります。
1年で最もトラックの需要が高まる時期であり、トラックの買取相場も高い傾向にあります。なるべく需要の高いこの時期を狙って売却するのがおすすめです。
また、3月から4月は新年度の準備期間です。引っ越しする方が多いため、トラックのニーズが高まります。なお、3月になると税金対策としてトラックを売却もしくは購入する方も増加します。それに伴い、中古トラックの買取相場も上昇します。
そのほかにも、規模の大きいインフラ整備や建設が活発な時期は、トラックの需要が高まることがあります。国内だけでなく、海外市場も視野に入れて売却時期を検討すると良いでしょう。
純正パーツへの交換
規格外のパーツを使用している場合には、なるべく純正パーツに交換するようにしましょう。純正パーツに取り換えることで、査定額がアップする可能性があります。
とくに、エンジンやタイヤといった主要部品は純正部品であることが高く評価されます。
3月は自動車税に注意
3月にトラックの売却を考えている方は、自動車税に注意しましょう。自動車税は、毎年4月1日に車両の所有者に課される税金です。
万が一、売却手続きが3月中に完了しなかった場合、自動車税を納める義務が発生します。3月付近にトラックの売却を検討しているのであれば、売却手続きの完了時期や税金について買取業者に相談してみると良いでしょう。
まとめ
今回は、いすゞ フォワードの買取相場について解説しました。結論から言うと、トラックの査定基準は明確に定められていません。各業者が独自に設定した基準に基づいて査定額が決定します。ただし、年式が新しく、走行距離の短いトラックであれば、高額で買い取ってもらえる可能性があります。査定額を少しでもアップしたいのであれば、買取実績が豊富なトラック買取専門御者に依頼することをおすすめします。また、日ごろから清掃やメンテナンスを怠らず、清潔な状態を保つことも大切です。本記事が参考になれば幸いです。